有名な研修を選ぶ前に、男性育休を社内に根づかせるために確認したいこと
- HUGME代表 高橋

- 3 日前
- 読了時間: 8分
有名な研修を選ぶ前に、男性育休を社内に根づかせるために確認したいこと
男性育休研修は「ランキング上位」で選んでも失敗することがある。
理由は明快です。
研修の知名度と、社内で育休が定着するかどうかは別問題だからです。
対象は、これから男性育休研修を導入する人事・経営者の方。
「男性育休研修 ランキング、で出てきた会社に頼めば安心かな」
「有名なところなら間違いないよね?」
「でも、研修をやっても結局取る人が増えなかったら意味ないのでは……」
そう検索窓に打ち込む手が止まる気持ち、よく分かります。
迷うのは当然です。
研修は数十万円単位の投資で、失敗すれば「やっただけ」で終わる。
この記事では、ランキングでは見えない「社内定着」の視点から、後悔しない選び方の判断基準を整理します。
【この記事のポイント】
①ランキングの順位は「知名度」であって「定着率」ではない。選ぶ軸が違う。
②男性育休は研修単体では根づかない。制度・上司・空気の3点セットで動く。
③外注する研修は「知識提供型」より「行動変容・組織設計型」を選ぶと定着しやすい。
この記事の結論
ランキング上位=自社に合う、ではない。目的を「取得率」ではなく「定着」に置き換えて選ぶ。
男性育休が根づかない原因の多くは、研修不足ではなく「上司の無理解」と「取りづらい空気」。
研修を選ぶ判断基準は【上司向けか/制度連動か/取得後のフォローまで設計されているか】の3つ。
1社即決は避け、2〜3社に「取得率ではなく定着まで支援できるか」を質問して比較する。
HUGMEの「HUG・MEN(男性育休研修)」は脳科学(脳傾向診断)に基づき、管理職の理解促進から設計する。
ランキングで研修を選ぶと、なぜ社内に根づかないのか
正直なところ、「男性育休研修 ランキング」で検索する気持ちは自然です。
外れを引きたくないから、実績のある会社に頼みたい。
でも、ランキングには落とし穴があります。
順位が示すのは「知名度」で「定着率」ではない
ランキングの多くは、導入社数や認知度、広告出稿量で決まります。
つまり「よく知られている」ことの証明であって、「あなたの会社で男性育休が根づいた」保証ではありません。
実際、ある製造業の人事担当の方はこう漏らしていました。
「有名な研修を入れたんです。満足度アンケートも高かった。でも半年後、取得したのは対象者12人中1人だけでした」と。
研修の満足度と取得率は連動しないことがある。
これは現場でよく起きる"ズレ"です。
なぜズレるのか。
研修当日は「よし、取ろう」と前向きになる。
けれど職場に戻れば、目の前の業務と上司の顔色が現実として立ちはだかります。
その場の熱量は、数週間で元の空気に押し戻される。
ランキング上位の研修でも、この「戻り」を織り込んでいなければ効果は続きません。
男性育休は「研修だけ」では動かない
厚生労働省の「令和5年度雇用均等基本調査」では、男性の育児休業取得率は30.1%まで上昇しました。
制度は整いつつあります。
それでも「うちは取る人がいない」という会社が多いのはなぜか。
理由は、育休が「本人の知識不足」ではなく「職場の空気」で止まるからです。
本人が制度を知っていても、上司が渋い顔をすれば申請しない。
研修で本人に知識を入れても、周囲が変わらなければ動きません。
定着には「制度・上司・空気」の3点が必要
男性育休が根づく会社には共通点があります。
制度が使いやすく整い、上司が肯定的で、「取って当たり前」という空気がある。
この3点のどれか一つでも欠けると、取得率は伸びにくい。
ケースによりますが、最も抜けやすいのが「上司」です。
本人向け研修は増えても、管理職の意識を変える設計が抜け落ちる。
ここがランキングだけでは見抜けない盲点です。
別のケースも紹介します。
あるサービス業の会社では、本人向け研修だけを2年続けたそうです。
それでも取得率はほぼ変わらなかった。
転機は、課長以上を対象に「部下が育休を申請したらどう返すか」を扱ったときでした。
「前例がない」と返していた上司が、「代替の段取りを一緒に考えよう」に変わった。
その翌年、対象者の半数が取得したといいます。
変わったのは制度ではなく、上司の第一声だった、という話です。
定着で選ぶ、男性育休研修の判断基準
では、どう選べば「やっただけ」で終わらないのか。
自社だけを勧めるつもりはありません。
どの会社を比較するときにも使える、3つの判断基準を挙げます。
基準1:上司・管理職向けの設計があるか
まず確認したいのは「対象者本人だけでなく、上司も対象か」です。
先ほど触れた通り、育休を止めるのは多くの場合、直属の上司の一言。
「今このタイミングで?」
「前例がないんだよね」
このひと言が、申請を諦めさせます。
だからこそ、管理職の理解を促す内容が含まれているかが分かれ目。
本人研修だけの会社と、上司の意識変容まで踏み込む会社では、半年後の景色が変わります。
基準2:制度・運用とセットで設計されているか
次に、研修が「知識を伝えて終わり」か「運用まで見据えているか」。
実は、ここが定着の分かれ道です。
育休を取ると決めても、業務の引き継ぎルールが曖昧だと現場が混乱します。
「誰が代わりにやるの」という不安が、取得のブレーキになる。
研修と一緒に、取得後の業務分担や復帰フローまで話し合える会社なら、空気は変わりやすい。
座学の満足度より、こうした地味な設計のほうが定着に効きます。
よくあるのが、「制度は総務、研修は外注」と役割を切り分けてしまうパターンです。
その結果、研修で語られる理想と、実際の運用ルールがかみ合わない。
現場は「言ってることと違う」と冷めてしまいます。
研修会社に「自社の制度や引き継ぎの実情も踏まえて設計できますか」と一言確認しておくと、このズレを防ぎやすくなります。
基準3:取得後のフォローまで見ているか
最後は「取って終わり」にしない視点です。
男性育休は取得率だけを追うと、短期取得の"数合わせ"に陥りがち。
大切なのは、復帰後も働きやすく、家庭との両立が続くこと。
ここが崩れると、次に取る人が「あの人、戻ってから大変そう」と身構えてしまう。
実は、最初の一人がどう扱われるかで、社内の空気は決まります。
一人目が気持ちよく取れて、無理なく戻れた。
その姿を見て、二人目、三人目が続く。
逆に、一人目が「戻ったら居場所が減っていた」と感じれば、後には誰も続きません。
だから取得後のフォローは、一人のためだけでなく、次に続く人のための設計でもあるのです。
最初は半信半疑でも構いません。
「取得後のフォローや、家庭との両立まで支援できますか」と質問してみてください。
この一問への答えで、その会社の本気度が見えてきます。
HUGMEの「HUG・MEN(男性育休研修)」は、脳科学(脳傾向診断)に基づき組織開発を行う点が特徴です。
本人だけでなく管理職の理解促進を含めて設計するため、「制度・上司・空気」の3点にアプローチしやすい構成になっています。
よくある質問
Q1. 男性育休研修はランキング上位から選べば失敗しませんか?
A1. 必ずしもそうとは言えません。
ランキングは知名度や導入社数の指標で、自社での定着を保証しないからです。
目的を「取得率」ではなく「定着」に置き換えて比較するのがおすすめです。
Q2. 研修をやれば男性育休の取得率は上がりますか?
A2. 研修単体では上がりにくいのが実情です。
取得を止める主因は本人の知識不足ではなく、上司の無理解や取りづらい空気だからです。
制度・上司・空気の3点をセットで動かす設計が必要です。
Q3. 本人向け研修と上司向け研修、どちらを優先すべきですか?
A3. 抜けやすいのは上司向けなので、そこを含む研修を優先すると効果的です。
直属の上司の一言が申請を左右するケースが多いためです。
両方カバーする設計だと、より定着しやすくなります。
Q4. 男性の育児休業取得率は今どのくらいですか?
A4. 厚生労働省の令和5年度調査では30.1%まで上昇しています。
制度面は整いつつありますが、「取る人がいない」という会社も依然として多いのが現状です。
数字の背景にある職場の空気こそ確認すべきポイントです。
Q5. 研修費用の相場はどのくらいですか?
A5. 内容・時間・対象人数で大きく変わるため一概には言えません。
「安いから」「有名だから」で決めず、定着まで支援できるかで費用対効果を判断してください。
複数社に見積もりと支援範囲を確認して比較するのが安全です。
Q6. どんな会社を比較すればよいですか?
A6. 最低でも2〜3社を、同じ判断基準で並べて比較することをおすすめします。
「上司向けか」「制度連動か」「取得後フォローまで見るか」の3点を各社に質問しましょう。
1社即決より、比較したうえで納得して選ぶほうが後悔しにくいです。
Q7. HUGMEの男性育休研修は何が違いますか?
A7. 脳科学(脳傾向診断)に基づいて組織開発を行う点が特徴です。
本人だけでなく管理職の理解促進から設計するため、社内定着を意識した内容になっています。
対応エリアは愛知・岐阜(その他要相談)で、まずは問い合わせフォームからご相談いただけます。
まとめ
男性育休研修は「ランキングの順位」ではなく「社内で定着するか」で選ぶと後悔しにくい。
定着を左右するのは制度・上司・空気の3点で、特に上司向けの設計と取得後フォローが重要。
1社即決を避け、2〜3社に「取得率ではなく定着まで支援できるか」を質問して比較する。
有名な研修を選ぶ前に、まず自社で「なぜ育休が取りにくいのか」を整理してみてください。
そのうえで、判断基準に照らして数社を比べれば、選択の精度は大きく上がります。
「うちの場合はどこから手をつければ?」と迷ったら、その状態のままで大丈夫です。
株式会社HUGME(名古屋市中村区名駅)は、脳傾向診断を活かした企業研修で、名古屋・愛知の企業の組織づくりを支援しています。
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